公園のアスファルト化に反発する桜は、根っこの「力こぶ」で対抗。

 公園の中でなぜか目立つ赤いコーン、桜の木の根元近くに二本も置いてありました。何かと思い近寄ると、なんと桜の根が、地下に根を張らずに地表近くを竹のように這い出して、アスファルトを押し上げてクラックを作っていたのです。
 近年とみに土という物質が地表から消えて行きつつあります。有機バクテリアを含む人間の命綱とも言える大切な地球創世記からの友人である物質です。なぜ公園の中までアスファルト化を進めなければならないのでしょうか?
 行政側の対応ですが、まず雑草の除去がしなくてすむ事、雨が降っても靴が汚れない事、泥が道路側に流れ出ないので掃除が簡単、等々の訳の分からない理由があるようです。もちろん桜を植えたのも人間で、それをどのように扱っても植物はクレームを言いませんが、この「力こぶ」を見る限り、相当に怒っているように見えますね。
公園のアスファルト化に反発する桜は、根っこの「力こぶ」で対抗。_e0151340_1913179.jpg
公園のアスファルト化に反発する桜は、根っこの「力こぶ」で対抗。_e0151340_1914145.jpg
by citystone | 2010-08-14 19:15 | 自然界