天災への適切な対応を。

 今年の冬は、国内の災害が大変である。もちろん国外の政変とか、ヨーロッパや米国の大寒波、そしてオーストラリアの大水害も大変ですが、ここは、国内の手をつけなければいけない災害について、取り上げたいと思います。
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 昨年から、表日本は晴天続きで乾燥が原因と考えられるインフルエンザの大流行があり、裏日本は豪雪が続いて地域の方々に死者が多数出ています。どちらも対応に追われていますが、行政の対応は今ひとつ傍観的ですね。
 さらに宮崎県と鹿児島県の県境にある、新燃岳の噴火が続き、宮崎県側は降灰に見舞われて、地域の存続に重大な転機を迎えてしまいました。
 振り返ると、昨年の宮崎県は家畜の口蹄疫により、壊滅してしまった畜産業と食肉産業を立て直す間もなく災害が襲って来たのです。宮崎県の元知事・東国原氏は離職して、都知事選に立候補を表明していますが、今となっては、先が読めていたのか結果論なのか、聴くよしもありません。
 また、豪雪もインフルエンザも時期が過ぎれば収まります。ところが噴火だけは、収束を山に自然に聴く訳にも行きません。自衛隊を派遣しても撃退は出来ません。二昔くらい以前ですが、伊豆大島が噴火して、島民が港区などに全島民避難をして来たのを覚えています。
 宮崎県を考えたときに、経済、産業を含めると何処に移動して良いものか、とても重大な問題だと気がつきます。日本全体で考えなければならない事態だと思いますが、国会では予算案とか、小沢さん問題とかがもめているだけで、この国家的な危機災害が、宮崎県という地域に任されているように見えるのはのは如何なのでしょうか。
※写真は衛星からの新燃岳の噴煙の様子。
by citystone | 2011-02-06 11:33 | 自然界