ショットにつながる眼から勝利が見える。土居美咲

 二つのショットの画像から、彼女の目を注視してください。左のボレーからは、明らかに相手の空きスペースを読んでいる余裕すら感じます。また、右のトップスピンからは、相手の壁を打ち抜く自信とパワーを感じますね。
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 ウインブルドン2011女子シングルス2回戦で、予選を勝ち上がって初出場した土居美咲(20)が、08年大会4強の鄭潔(27)に6―3、6―1でストレート勝ちし、3回戦に進出した。22日に同1回戦で第30シードのベサニー・マテックサンズ(26)を破り、2度目の4大大会出場で初勝利を挙げた勢いのままに連勝。若きサウスポーが快進撃で、クルム伊達公子、杉山愛に続く後継者に名乗りを上げた。
 1メートル59と小柄なサウスポーが、初出場のウィンブルドンで大きな一歩を踏み出した。世界ランク133位の土居は、22日のマテックサンズ戦に10年全仏以来2度目の4大大会で初勝利。一夜明けて迎えた鄭潔戦は1時間2分での圧勝で、日本女子では09年の杉山愛以来、2年ぶりに3回戦に進んだ。ウィンブルドン初出場で3回戦に進んだのは、日本では03年の森上亜希子以来5人目の快挙。
 1回戦で世界31位を2時間16分の熱戦の末に下した彼女は「接戦をものにできたことが本当に自信になる、自分は挑戦者なので積極的にプレーする」。とコメント。2回戦では08年のウィンブルドンと10年全豪で4強入りした鄭潔に臆することなく、最後まで思い切りのいいプレーで攻め続けた。
 次の3回戦では、6月の全仏オープンを制した第3シードの李娜(27)が世界ランク62位のザビーネ・リシキ(21)に1―2で敗れる波乱があり、日本女子として5年ぶりの3回戦突破を目指す土居美咲の対戦相手はリシキになった。日本の女子テニス界を支えて来た先輩達をを超えるためにも、ここも思い切った積極プレーで突破。ベスト16を目指して気合いを入れて欲しいですね。

※3回戦では、リシキにストレート負けを喫して、今年のウインブルドンは2勝で終わりましたが、これからは、年間を通してグランドスラムに挑戦し。さらにランキングも上げて世界に挑戦を続け、世界に通用するレフティになってください。

by citystone | 2011-06-24 22:52 | sports