絹川愛、ハーフマラソンでも存在感。

 冷静に、淡々と。絹川がハーフマラソン初挑戦とは思えない走りを見せた。世界ハーフ女王、キプラガトが最初の5キロを15分55秒で入るハイペースにも慌てず、中盤過ぎから日本人トップの3位に浮上。そのままの位置をキープし、右手の指を3本立てながらゴールを駆け抜けた。
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 08年にウイルス性感染症を発症して以降、2年半に及ぶ不調がうそのような快走ぶりだ。「ようやく走り方が分かってきた」と本人は笑うが、高校時代から指導する渡辺コーチは「心と体のバランスがかみ合ったということ」と分析。「世界陸上まで力をつけて頑張っていきたい」と絹川。97年アテネ大会1万メートル銅の千葉真子以来となるトラック長距離のメダリストへ―。21歳の可能性は広がるばかりだ。
 レースでは最後の上り坂も苦にせず快走。「今まで(練習でも)最高20キロまでしか走ったことがなかった。未知の距離だし何位とかタイムとか考えずに行った」と顔をほころばせた。渡辺コーチは「完璧。マラソンの能力は十分ある。楽しみ」とマラソン転向に太鼓判。ロンドン五輪代表選考会となる来年の大阪国際か名古屋国際に出場する見通し。
 停滞する日本を明るく照らす、新たな新星が完全復活して来た。2年半もじっと耐えて復活した彼女のように日本全体も復興・復活を目指しましょう。
by citystone | 2011-07-05 20:15 | sports