AuthaGraph(オーサグラフ)による新しい世界地図。

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 既存の世界地図の欠点を補い、陸地の面積比と形状をほぼ正確に表記し、かつ海を分割することなく矩形の平面に収めた世界地図が発表されました。
 地球の表面積を96等分し、それらの面積比を保ちながら正四面体に変換して作成する。正四面体を展開させた地図はかぎりなくシームレスにつなぐことができ、地図上のどのポイントからも三角形、平行四辺形、長方形等の世界地図を切り取ることができる。地図の名称はauthalic(面積が等しい)とgraph(図)に由来。
 1820年まで南極は発見されず、人類が北極点に到達したのは1909年のことだ。また20世紀においては、世界は東西対立といった構図で把握されがちであり、ここでは人間が主に活動する陸地に関心が偏っていた。20世紀後半になって、環境への関心が高まり、また利権が絡む極地や海への関心が広がっていた。温暖化の鍵となる北極の海氷、海洋資源に絡む領海問題、南極のオゾンホール、ツバルを水没させる大きな要因となるグリーンランドの氷河などである。また赤道の海を移動するエルニーニョが、世界の異常気象の原因となり陸地の経済に影を落とすことも分かってきた。
 「オーサグラフ」による世界地図を作った目的は、球面全体にまんべんなく展開されるようになった注目地域を、もれなく平等に一望できる視点を提供する事にある。
 この新しい世界地図(オーサグラフ)は、立体作品や映像作品等様々なバリエーションが揃っています。新しい世界基準として、小・中・高校はもちろん各ご家庭での有効活用で、世界との距離感が変わるのではないでしょうか。画像はポスター(841mmx594mm)
 お問い合わせは、日本科学未来館まで。http://www.miraikan.jst.go.jp/

開発者 鳴川 肇 / Hajime Narukawa
1971年生まれ。建築家・構造家。芝浦工業大学、東京芸術大学およびベルラーへ・インスティテュート・アムステルダムの修士課程を卒業。アーネム建築アカデミー講師、佐々木睦朗構造計画研究所を経て、2006年にNAL設立。2009年にAuthaGraph株式会社を設立。
by citystone | 2011-10-12 10:59 | internet