「武器輸出三原則」緩和=Ⅱ
初めての共同開発の相手国を英国にしたのは、ライセンス生産や技術移転での制約が少ないことだ。米国が兵器システムの技術移転に厳しい制約をかけるのとは対照的で、日本の防衛産業が最新技術を発揮できるメリットは大きい。英国は輸出管理が厳格で、武器が紛争当事国に移転される危険性も低いと判断。他方では、航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)選定をめぐる英政府の熱意に報いる意味合いもある。キャメロン首相は、昨年に2度の野田首相との電話会談で欧州共同開発のユーロファイター導入を野田首相に求めたが、政府は昨年12月、米国が開発を主導したF35ライトニング2の導入を決めた。首相はその頃から共同開発の相手国として英国を本命視するようになったという。
155ミリ榴弾砲の「自動装填装置」は日本の国産技術で、砲弾と火薬を一緒に収めたカートリッジを自動で砲身に詰められるのが特徴。装置を組み込んだ陸上自衛隊の「99式自走155ミリ榴弾砲」は発射間隔が短く戦闘能力も高い。これに対し、英軍の自走155ミリ榴弾砲「AS90」改良型は砲弾と火薬を別々に砲身に詰めるアナログシステムなのでで改善を迫られていた。
この類の重火器は、すでに前世期の遺物かと思っていたら思わぬ所からオファーがあったようですが、戦闘ジオラマなどには重要なパーツではありますね。また、戦闘員の労力軽減には寄与するでしょうが、その程度の労力を惜しんで戦うというほどの体力が無い隊員では、先が知れていると言われてしまいそうです。なにはともあれライセンス料をもらえるならば、消費税率削減のためにも頂いてもらいましょう。
by citystone
| 2012-03-04 13:13
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