カテゴリ:言葉ことば( 43 )

 久しぶりに身の引き締まる「冬らしい冬」が、やってきましたね。昨年の最悪キーワード「想定外」を引きづることのないようにという忠告と受け止めています。緊張感が無いというと言い過ぎかもしれませんが、平和と安寧という共通の安易な合い言葉が、長い時間を支配していました。今年から、いや、あの忌まわしい災害の直後から、身の引き締まる時間が人々の生活に、そして自分にも回帰していると感じています。
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 横浜「三渓園」の内苑にある、自然の岩を削って創ったような大きな水盤の渕に、自作の器を並べて撮影。新年への希望と幸運を祈念して2012年のスタートページとしました。
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 まもなく新しい年2012を迎えますが、今年に起きた様々な災害や国際的な立場のずれなどが、そっくりそのまま来年以降に先送りされてしまっているようです。特に東北関東大地震の義援金の支払い滞留や、福島原発の損害賠償の対応など。被災者への対策が遅れているのは、行政機関と各自治体の連帯のなさが、このような事態を招いています。
 また、TPP.FTPなどの対応は、いたずらに国内の利害だけがぶつかり合うだけで、今後の世界経済の連動に乗り遅れてしまうのではと、心配されます。識者、研究者、学者などが様々なマスコミで発言をしていますが、誰が正しいのかを判断するのは、時間だけなのかも知れませんね。
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お知らせ「新春能狂言」
1月2日(月)午前6時35分〜7時35分 NHK(Eテレ)
狂言「見物佐衛門」野村 萬
狂言「素袍落」山本東次郎、山本則俊、山本則重
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 市民ランナーの星が、ロンドン五輪の代表候補に名乗りを上げた。4日の福岡国際マラソンで、川内優輝選手(24)=埼玉県庁=が2時間9分57秒で日本人トップの3位に入り、低迷する実業団選手らに再び衝撃を与えた。レース終盤の壮絶なデッドヒートは「野性の勘というか本能だけで走った。苦しいけれど一番好きな場面」と完全燃焼した。普段は埼玉・春日部高の定時制で働く事務職員が一躍時の人になった2月の東京マラソンに続いて快挙を達成。それでも「世界で戦うには日本人トップがこのタイムでは寂しい」と分析し、反骨心を強く示しました。
 「現状打破」は当日のNHKでのインタビューで彼の掲げた日頃の自分へのテーマです。我々も日頃を振り返ると、常に求められて心しなければならない言葉(四文字熟語)かもしれません。
 日本陸上競技連盟の幹部は川内選手の「勝負への執着心」に驚く一方で「実業団が甘すぎる」と危機感を抱く。強化副委員長は「今や市民ランナーの星でなく、日本の重要な強化選手。積み上げた成果は本物ではないか」と評価した。
 川内選手には、走力アップのためにマラソンを練習代わりにしなければならない事情がある。結果的に日本人トップの成果は残したが国内のエース格に成長した公務員ランナーは守りに入らない。「僕がトップなのは寂しい。こんなタイムで選ばれるとは思っていない。東京でもう一段上げたい」。東京で惨敗するリスクは覚悟の上で、再び選考レースに出るという異例の道のりを決断した。

※川内 優輝(かわうち ゆうき、1987年3月5日生れ、24歳)
日本の陸上競技選手。埼玉県職員(公務員)。陸上競技での専門は長距離走・マラソン。東京都出身。

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 今年で3年目を迎えるスペシャルドラマ『坂の上の雲』は激闘完結編です。「二〇三高地」や「日本海海戦」のシーンなど、いよいよクライマックスを迎えます。12月4日(日)〜25日(日)までの4週連続(全10回)で、3年に渉る壮大で印象深いスペシャルドラマも完結します。また、年末だけの放映という特殊な手法で、視聴者の心をとらえ続けたドラマの完成度の高さと、原作者の司馬遼太郎さんの描いた人の絆の確かさが相まって、まさにスペシャルで壮大な日本の開花期が描かれていたと思います。
 そして、第3部の主題歌「Stand Alone」は、久石譲の娘さんの麻衣(まい)が歌いあげます。絶対音感を持つ彼女は、音楽家である父を持ち幼少時から音楽活動を続けてきました。4歳の時には、映画『風の谷のナウシカ』の中で、ナウシカの幼少時の回想シーンで流れる「ラン ラン ララ~」のメロディを歌い、人々に大きな印象を残しています。第一部をサラ・ブライトマン、第二部は森 麻季さん、そして第三部が麻衣(まい)さんです。この感動的なな主題歌を、それぞれが個性的な歌い手がリレーして歌うテーマ曲を聞く楽しみも、この「坂の上の雲」というドラマを盛り上げている大きな要因ですね。
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 今年の日本列島は、1月の霧島連山「新燃岳」52年振りの噴火を皮切りに、3月の東北・関東大震災を罹災しました。さらに9月には本州を直撃した台風12号、15号は各地に壊滅的な損害をもたらしました。この国難とも証される大災害の年を、我々の世代だけでは再生・復興するのは容易ではありません。また、世界情勢では、中東地域の政権転覆や権力者の打倒などと共に、ヨーロッパ各国の経済統制の破綻が収まらずに不安が世界中に拡大しています。
 我々日本人は、それぞれが日々の生活の中で、明日とは考えずに次に何が起きても対応が出来るように、知恵と胆力が試されているのかも知れませんが、前向きに進んで行かなければなりませんね。
 今年の三渓園は9月の台風の影響が、池や樹木で甚大でした。枝の折れてしまった樹木や、葉の塩害などが顕著で、紅葉は残念ながら例年の半分以下のような気がします。「苑」海側の断崖も地震や台風による崩落で、池の中に土砂が流入して沼地のようになってしまった所もあるようです。
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 1号機の爆発があった時、どういう状況かが本部では分からなかった。現場からけがをした人が帰ってくる中、格納容器が爆発していれば、大量の放射能が出てコントロール不能になる(と思った)。3号機も爆発し、2号機の原子炉にもなかなか注水できず、先が見えない。最悪の場合、メルトダウンもどんどん進んでコントロール不能になるという状態で「これで終わりかな」と感じた。福島原発で現場指揮に事故当初から指揮にあたっている吉田所長は、このような恐怖体験を語りました。
 昨日に事故後8ヶ月経過した時点で、ようやく原発事故の現場がマスコミに公開されました。敷地内の放射線量が依然として高く、バス内からの情報収集にすぎませんでしたが、事故現場の悲惨な現状が映像で公開されましたので、我々は改めて原発事故の恐怖を再認識されたと思います。これだけの大規模な事故の収束には、確かに長期間の対応が避けられない事など、日本経済の将来に大きな不安を残しました。
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 植物がその体内にある光合成細菌によって、無機化合物または簡単な有機化合物から体を構成する有機化合物を合成する働きを炭酸同化作用(光合成)と言います。光を吸収する明反応と炭水化物をつくる暗反応からなる。二酸化炭素を吸収する炭酸同化作用(光合成)と硝酸を吸収する窒素同化作用植物が空気中の二酸化炭素を材料(栄養源)にして植物が成長し、成長した植物体には炭素量が増えています。
 植物にも人間と同じように1日24時間リズムがあり光合成の時間帯は、だいたい午前中に、日の出とともに太陽からの光線を受け、根から水を吸収し、炭酸ガスを葉の気孔から採り入れて炭酸同化作用をおこないます。植物にとってこの時が最も重要な時間で、午後の光合成は少ないことがわかっています。
 光合成細菌のエネルギー源は、光と熱です。エサ(栄養分)は植植物の根から出る分泌物、有機物、土の中にある硫化水素とか炭化水素という有害物質。分泌する物質(排泄物)は、光合成によって酸素を供給、窒素化合物のアミノ酸、色素、糖類、ビタミンを合成、核酸や生理活性物質(ホルモン等)などの栄養も豊富に菌内に持ち肥料効果もある。他の生物への貢献は、植物の生育成長を促進、土壌の肥沃化、他の微生物が繁殖するエサの供給、水質土壌浄化など人間の生活に不可欠な要素が多く、これからも地球上の動植物のリンクが、70億に達した世界の人口を支えているという事実を認識して共生してゆくことが肝要です。
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 ディ−エヌエー(DeNA)の横浜ベイスターズ買収を聞いたやく氏は、落胆を隠せない様子で。「あの会社にだけは買ってほしくなかった。業種がダメ。モバイルゲームは子供に良くない。本や漫画を1ページずつめくったり、外で虫を捕ったりして、子供は成長する。携帯電話はおもちゃじゃないんだ」とコメント。業種がプロ野球球団にふさわしくないとして、横浜ファンを中断することを決めた。「DeNAが早く売ってくれないかなあ。地元横浜の企業が買ったら、またファンになります」とこぼした。全く同感です!
 同じような対象ではありませんが、「ミスチル」というバンドのことで、私は彼等(ミスチル)の歌詞の歌い方には、常に不愉快になります。デビュー時から人気のバンドとしてヒット曲を連ねていますが、全ての歌詞の歌い方に日本語が壊されていると思います。あの巻き舌で何を歌いたいのか?不愉快で歌詞のメッセージが聞きたくありません。日本語ならではの情感と表現の豊かさに、全く正反対の破壊された?語としか感じられません。
 やく氏と同じに、このバンドの存続が子供達への悪影響が続いてしまっているのは、教育者、マスコミ関係者、音楽プロダクション等々が犯した日本語への冒涜ではないでしょうか。
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 横浜市内でナンバーワン交通量の「青木橋」は何と40歳(竣工昭和46年)で、あのフクシマ原発と同い年という、ご高齢です。耐震構造は大丈夫なのかと心配になりますが、つい最近になって歩道のガードレールが頑強に見える黒い欄干に替わりました。しかし、交通量の多い交差点の中央なので、反対側(東京方面)は工事が未着工のままです。橋の真ん中にバス停があるのも工事の難問題かもしれません。
 それにしても、欄干のみの設置で橋脚本体の見直しは無いのでしょうか?過密なダイヤで通過するJRや京急の路線がもたらす絶え間ない振動と、橋上を走るバスや大型トラックなどの過重が常時もたらすストレスを考えると、40歳という加齢からくる金属疲労など、さまざまな影響が考えられると思います。欄干では凌ぐ事が出来ない重大な交通災害が予測されます。この橋の管理は、国道1号線なので国土交通省だと思います。たぶん前年度の計画をそのまま実施したのでしょうが、諸々と安全基準を見直すべき時代なのではないでしょうか。
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 私の部屋の壁に貼ってある、布製のプリントには狐が隣の家の池で釣りをしている漫画は、諺をテーマにしています。[Basil Brush]盗人に赤っ恥と言う訳で、釣り上げたと思った魚は泥靴だったのです。日本でも、他人の物や田畑が良く見えるので、つい欲にかられて悪事を働き痛い目に遭うという諺がありますね。
 このうすっぺらな壁掛けは、東京に住んでいた頃に知人から貰い受けた物ですが、何の気なしに壁に貼ってありましたが、最近になって、この壁掛けの諺の意味をようやく実感してきました。自分の事をわきまえて生きてきたのか?という事です。欲をいまさらながらに少しづつ失いながら、この墜の住処にたどり着いている自分を、この壁掛けは見ていてくれたのかな、と感慨も湧いてきます。
 いまや、何が記載されていたかも思い出せませんが、澁澤龍彦「快楽主義の哲学」そしてエーリッヒ・フロム「Escape from Freedom」など、少〜し脇道を歩いて行くのが気分がよかったのかもしれません。来月から体のケアのために高齢者対象の「シニア塾」に3ヶ月ほど通う事を決めました。