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 あの小沢一郎を前世期の遺物として、「ちゃぶ台返し」と揶揄して立候補した野田佳彦氏は、今回の民主党の代表選で逆転勝ちを果たしました。勝ち負けはともかく、新代表となった野田佳彦氏に、これからの日本の復興再建が託されました。常に小沢一郎氏の影響力を基盤としてきた民主党が、この段階で旧来の「ちゃぶ台返し」を許さなかった野田陣営のこれからの真価が問われる結果となりました。
 野田氏の「雪だるまを押して坂を登らなければならない」現実をリアルに表現したコメントが、私には日本の現実的な深刻さを正しく表現して、当たり前ですが政治家としてのポジショニングであろうかと思いました。
 ここ2.3年の短命政権で終わった時代がようやく本来の政治家に依頼出来るようになったように感じています。
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 ようやく日本の国会では、与党である民主党の代表が決まるらしいが、どうやら興味をもって対応しているのは、マスメディアの連中と政治家連中がさわいでいるだけらしい。
 戦後の日本の初代首相を務め、もっとも日本人らしい政治家として君臨していた吉田茂氏の息子、吉田健一(英文学者)さんの「日本に就いて」というエッセイを読んでいて、興味を覚えた短編を元にした小さな旅に出掛けてみようかと思っています。
 「或る田舎町の魅力」と題されたこの一編は、吉田健一が埼玉県の児玉という町に、講演を依頼されて出掛けた時の印象記であるが、この中に出てくる町の印象や建物の記述等から戦前の記憶(らしきもの)や塙保巳一記念館、金鑽神社などが次々と出てくると、これは秋になったら一度訪ねてみたい所だと、めずらしく思ってしまいました。
by citystone | 2011-08-28 14:16 | memory
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 今年も、昨年に引き続いての猛烈な酷暑にさらされて。「三渓園の蓮の花」観察は不可能かなと思っていましたが、猛烈な雨に続いて冷気が南下して、このところ二、三日は涼しいというよりは肌寒い感じさえしています。そこで「三渓園の蓮の花」観察を、昨日の陶芸の帰路に行ってきました。
 99%は葉の緑に覆われていましたが、所々に開花直前の蕾もまじり、それが花托(花の落ちた状態)と併立した状況で、スピリチュアル・フィットネスを強く感じさせてくれました。
 その自然な現在進行形と、来年に向けての植物の植生意欲は、我々人類の1回だけの人生と比べると、次元の異なったパワーを感じさせますね。そのうちに千葉県にある「大賀蓮」を観察に行きたいと思いました。

※大賀蓮は、1951年(昭和26年)、千葉県千葉市検見川にある東京大学検見川厚生農場の落合遺跡で発掘された、今から2000年以上前の古代のハスの実から発芽・開花した古代ハスのこと。
by citystone | 2011-08-23 11:43 | 自然界
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 なにもできない何もしない、そんな行脚老人のような日本の首相が、ようやく変わろうとしています。しかし、誰が新しいリーダーになるのか、日本人にはその人材の人となりが、全く見えてきません。同じ党の中から何人かが手をあげているようですが、誰が決まったにしても、リーダーとしての気配を感じられる人はいるとは思えません。
 「私は変わった、変わるように努力したのだ」という、福原義春さんの本のタイトルのように努力をしてくれる人に生まれ変わって、日本のリーダーとして国難を凌いで行く手腕を見せてもらいたいものです。
 また、仮になってしまった方にもこの本を「座右の一冊」として読み返していただければ、必ずやその方の人生観が変わる、そして努力される人になると思います。
 福原義春:資生堂名誉会長、東京都写真美術館館長、企業メセナ協議会会長など公職多数。

※福原義春著「福原義春の言葉:私は変わった、変わるように努力したのだ」求龍堂2010年発行
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 トチの実は、縄文時代の住居跡遺跡から、出土されていることから、縄文時代から食されてきたと考えられています。トチの実は、古くは、米がほとんどとれない山村で、ヒエやドングリとともに主食の一角をなすとともに、飢饉の際の非常食としても用いられてきました。現在では、トチの実は、栃餅や栃餅団子などの原料として利用され日本各地で土産物とし利用されています。
 実は、サポニンやポリフェノールを含んでおり、サポニンとは、ラテン語で「泡」(シャボン)という意味であり、とても泡立ちます。実を湯で煮るとまるで洗剤をいれて煮ているような泡をつくります。近縁種として有名なのが、ヨーロッパのマロニエ(西洋トチノキ)ですが、日本と違って、抗炎症目的の医薬品や美白目的の化粧品の原料として使用されています。サポニンもマロニエのサポニンとほぼ同様の成分です。日本では、実をアク抜きして、サポニンを程よく取り除き、食用としてきましたが、ヨーロッパではマロニエを薬用の用途で利用されています。

※写真は、反町公園で沢山の実をつけたトチノキ。
by citystone | 2011-08-20 14:46 | 自然界
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 国道1号線は、どの辺の道を指すのでしょうか。例年の箱根駅伝で選手たちが走る道がそのように思っていられる方々が多いのではないでしょうか。しかし、国道1号線は、日本橋を起点としているのは間違いではありませんが。実際は品川駅前から五反田方面に向かい、五反田からは昭和16年に開通した第二京浜国道に入ります。その先は横浜市の青木橋交差点から、青木橋を経て栄町交差点で、第一京浜国道と合流して国道1号線になります。従って、品川から八つ山橋を渡り第一京浜に入る国道は国道15号線になります。つまり、旧東海道をなぞって造られた国道1号線は、昭和16年に第二京浜へと変わっていたのです。(※第三京浜は昭和39年に開通した自動車専用道路。)
 この第二京浜国道は、昭和15年に開催される予定だった幻の東京オリンピックのマラソンコースとして作られたそうです。しかも、「響橋」(ひびきばし)がマラソンの折り返し点として計画されていたので、ランドマークとしての役割を持つような立派な橋にするように建設されました。(※戦後昭和39年に開催された東京オリンピックでは、甲州街道の府中市が折り返し点として使われ、優勝者はハダシのランナー、アベベ・ビキラさんが、3位には故人となられた円谷幸吉さんがメダルを獲得され、感動を呼びました。)
 当時、この橋のかかる場所は寺尾の山になっていて、ちょうど鶴見川と入江川の分水嶺になっている尾根を形成。この分水嶺の尾根に沿って、JR鶴見駅から綱島方面に通じる鶴見獅子ヶ谷線の道路が東西に走っていました。そこで、この尾根を掘って、巨大な切り通し道路を作ろうということになり。そして尾根に走っている道路には橋を造って通すことにしたようです。
 オリンピックは日中戦争の影響で昭和13年に中止と決まりましたが、既に建設が進んでいた道路の方は昭和16年に第2京浜国道として品川と青木橋の間に完成し、橋も同時に竣工しました。正式には「響橋」と呼ばれますが、近所の人はメガネに似ていることからメガネ橋と呼ぶとか。建設前は寺尾橋と称していたが「響橋」の名は、橋下を通行するとコンクリート製のアーチのスリットに音が反響することから名づけられたそうです。風の強い日などに、どんな音が聞こえるのか聴いて見たいですね。横浜市認定歴史的建造物と認定されており、神奈川県の代表的な橋100選にも選ばれています。

橋の仕様/構造形式・鉄筋コンクリート製アーチ橋 アーチ高・約13メートル 橋長・48メートル 設計者・今井兼次、内務省横浜土木出張所新京浜国道事務所 施工者・不明 竣工・1941年(昭和16年)
by citystone | 2011-08-18 08:55 | memory
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 この3個のカップの成形の基本は、あるガラスのコップなのですが、六角形のブルーの透明です。ある方から、30年前位に小樽のおみやげで頂いたものです。とても気に入って使っていたのですが、最近になり一つで置いておくには可哀想なので、仲間を増やしてやろうと考えて、いろいろとトライしています。ガラス本体には全面に薄いシボのような模様がありますが、陶土では微妙な模様がむつかしいので、わかりやすいシンプルなカットを試みています。
 左は、赤土に黄瀬戸釉を掛け流しにして、自然な雰囲気を。中央は、黒泥と赤土をミックスして、下半分を小さな円形に切削模様を、上の部分は角をそぎ落としています、釉薬は白萩。右は、六角の角をそぎ落として中程に円形の切削模様を入れました、釉薬は唐津釉。まだまだ仲間が出来そうなので、継続して造ろうと考えています。
by citystone | 2011-08-15 09:25 | 陶芸
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 イヤーフォーンなどを使うのは、若者が多いと思いますが、私の場合はイヤークリップを使うのが嫌で(耳が痛い)家中で使うには、ヘッドフォンが丁度いいと思っています。パソコンを使って仕事などをしている時などには、モニターの音源は切っていますが、目が疲れてくるとヘッドフォンで音楽などを聞いています。普段に聞いているラジオやテレビでの音が段々とクリアーに聞こえなくなりつつあるようなので、つい音を大きくしてしまうのですが、このヘッドフォンを使うとドルビーサウンドなどもよりクリアーになるので、気分良く過ごすことができます。
 もちろんTVのクラシック観賞などでも、音が素晴らしいので使っていますよ。サー・ノリントン(指揮者)のノンビブラート奏法(弦楽器)なども聴きくらべるのも楽しみの一つです。
by citystone | 2011-08-14 12:59 | 健康
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 福岡伸一教授の著書「動的平衡」から、興味深い記述を見つけたのでポイントだけ抜粋をしてみました。
—私(福岡)が三歳の時、体内実験を行って自分の「時間感覚」で「一年」が経過したとします。そして私が三十歳の時、もう一度この実験を行って「一年」を過ごしたとする。さて、この二つの時期に行った実験では、どちらが実際の時間としては長いものになったのでしょうか。それはほぼ間違いなく三十歳の時に感じる「一年」の方が長いはずだそうです。それは私たちの「体内時計」の仕組みに起因している。時間経過は、全てタンパク質の分解と合成のサイクルによってコントロールされていることがわかっています。つまりタンパク質の新陳代謝速度が、体内時計の秒針なのである。そしてもう一つの厳然たる事実は、私たちの新陳代謝速度が加齢とともに確実に遅くなるということである。つまり体内時計は徐々にゆっくりと回ることになる。そして私たちの内発的な感覚はきわめて主観的なものであるために、自己の体内時計の運針が徐々におそくなっていることに気がつかない。—
 つまり、年をとると一年が早く過ぎるのは、実際の時間の経過に、自分の生命の回転速度が付いて行けない。つまりそういうことなのだそうです。

※福岡 伸一(ふくおか しんいち)日本の生物学者。青山学院大学教授。専攻は分子生物学。農学博士(京都大学、1987年)。東京都出身。いのちドラマチック(NHK-BS)レギュラー出演。
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 アメリカの国債が米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は5日、米国債の長期信用格付けを最高水準の「トリプルA」から「ダブルAプラス」に1段階引き下げたと発表しました。米国債が最高位から転落するのは史上初めて。格付け大手3社のうち1社が米国債の格下げに踏み切ったことで、「世界で最も安全な投資先」とされてきた米国債の信用に影響することは避けられず、不安定な状態の続く世界の金融市場にも悪影響が及びそうだ。と各メディアは伝えています。
 さて、日本への影響はどうなるのでしょうか、アメリカがくしゃみをすれば日本は風邪を引くとまで言われてきた関係上、不測の事態が起こることもありなのでしょうか。私たち庶民はStandard & Poor'sというユニークな名前の会社の成り立ちと、どのような権威を持っているのかの方が、興味を感じますね
 唐津釉は漆黒の溶剤ですから、見た目はチョッと使いにくいと思ってしまうのですが、思い切ってトライしてみたカップとソーサーは、微妙なブルーの色合いと、切削した部分にたまった釉が青白く残り、魅力的な表情を作ってくれました。
by citystone | 2011-08-09 11:45 | 陶芸